講演・勉強会企画のあしあと

 2024.2.23開催   

梅原先生 勉強会  「あなたの存在はここにある」

保護者、教員、高校生、スタッフ合わせて40人程が生徒になり、まどみちおさんの「ぼくが  ここに」という詩を使った国語の授業を受けました。

みなさんの、一つひとつの言葉に対する多様な解釈を聞くことで、詩の世界が大きく大きく広がっていく。

日本語の持つ奥深さに触れたと共に、梅原先生の、「学ぶとは、他の意見を聞くことで自分の読みが深まること。じっくり考え味わい、他の人の意見に耳を傾け再考できることの大事さ。あなたの存在、命そのものこそが素敵なこと。あなたの人生はあなたのもの、あなたが決めていいのだよと、本気で思える親、大人であって欲しい」という思いを受け止めました。

アフタートークの時間には、参加された方一人ひとりからお話しを伺いました。

「どんな意見があってもいいんだよ」という、安心・安全な環境が、授業で保証されることがいかに大切かということを、参加されたみなさんと一緒に体験出来たことも嬉しかったです


< 梅原先生へのメッセージ、ご感想  >

学生時代から約 20 年振りに国語の勉強をしました。小学生の頃に自由に感想を言って「それはちょっと変だ よ」と言われて笑われた記憶から、自分の主観的な意見を述べるのはなかなか勇気のいる作業でしたが、先生が 正解はないと仰って、どんな答えも全て認めてくださって、私も久しぶりに自由に思いを述べることができま した。普段の生活に忙殺される中、じっくり詩に向き合って理解を深める時間はとても貴重で、すごく心が満た されて豊かな気持ちになりました。ありがとうございました。

      

貴重な学びをありがとうございました。学校の学びをどうしていったら楽しく学べるのかを考える機会にもな りました。同じ詩でも、メンバーが変わると出てくる対話も変わってくるので、子どもたちの話が聞けたりした のも良かったです。 存在についてとても考えました。確かに私は子どもたちにとっても唯一無二の存在で変わることはできない。 学校にいっていない娘も、学校には席がある。クラスの中の 1 人として数えられている。 いるけど、いないのだ。いないのに、いることとして社会が求めていってるのだ。 そんな気がしてならない今の現状に苦しんでいる母親です。

 

こんな先生がいたら授業がさぞ楽しいだろうなぁと思いました。せめて学校に 1 人でも居たら…!いつも素敵 な企画をありがとうございます。

 

詩を通して改めて存在価値の大切さを深く考えることができました。他の方の意見もとても参考になりました。 ありがとうございました。

 

これからも会員じゃなくても参加できる勉強会を開いていただきたいです。

 

「国語の授業」を受けたのは何十年振りでしょうか。 あの時はウザウザ受けていた授業も今受けてみると深く考え、自分の考えも他者の考えも学べる授業だったん だなと感じました。 今回はこのような会を催して下さりありがとうございました。

 

こどもたちにとって、安心してお付き合いできる大人がいるのはしあわせなことです。梅原先生も赤沼先生も 「人間らしいなぁ」のひとことに尽きると思いました、よくもわるくも。今回の企画をありがとうございまし た。

 

梅原先生、スタッフの皆様、すてきな講座をありがとうございました。また、ご参加された方々のお話を聞い て、深い学びができました。皆様が、詩(言葉)を通して感じたことをそのまま伝え合い、すばらしく感じまし た。この経験を子どもたち、親御さん、どの方もなさっていたら、互いを尊重し合える社会になるのではないか と感じました。現代、何かにつけてじっくり対話する時間がもてずにいる課題も改めて見出せました。家庭でも 仕事場でも、対話することを心掛けたいと思いました。

 


 2023.5.21開催   

横浜なないろの会主催・星山麻木先生講演会
「あなたはあなたで大丈夫。」~その子らしさを大切にする子育て~
当日は200名を超える方にご来場いただきました。動画配信のお申込者も含めると500名を超え、たくさんの方々共に学ぶ機会を持てました。
受講後は多くのご感想をいただきました。一部ですが、ご回答くださった方の年代毎に分けて掲載いたします。 

〜会場参加者・動画視聴者の感想〜

20代の方々

・普段の生活から何気なく無意識に、自分自身を「頑張り」や「努力」を駆り立てしまっていることを再認識させられました。教育に関わる仕事に従事している中で、子どもたちに「無理をさせない」「自分らしく過ごせるように」ことを意識はしていますが、学校という制度・環境の中で、そう一筋縄ではいかない実情もあり、私の中でもジレンマも抱いています。改めて一人ひとりタイプなどが異なる子どもたちを、より大切にしていきたいと思いました。同時に、私自身も心のハードルを下げて生活できたらと思います。

・今は新人教育を行っているので、新人のペースを大切に、新人の色をサポートしたいと思いました。「かなわね」の話が響きました。

 

30代の方々

・最後の質問コーナーで、お子さんの質問への星山先生のお答えを大事にしたいと思いました。好きなこと、集中力の高いことを先に伸ばす。育児の都合で、なかなかこういった講座に出向くことが難しいのですが、オンライン開催をしていただき、とてもありがたかったです。また、後日配信をして下さったことにも、救われました。今後もオンライン、後日配信を含めた開催をしていただけるととても嬉しいです。ありがとうございました。

・グレーゾーンという言葉を何気なく使っていましたが、もう使いたくないと感じました。子どものすてきなところを見付けてのばしていくプロになりたいと思います!障害ではなくレアタイプの進化系という捉え方がとての印象に残っています。それぞれのちがいを認め合い助け合える社会づくりのために自分にできることをしたいと思います。

 ・自分が求めていた答え、気付きが多くありました。自分が思っている今の不安と、子どもたちの未来は違うこと。今自分が子どもたちにしてあげていることが正しかったと自信が持てました。

・ただ聴くだけでなく、周りの方と話しながら進めていったのが良かったです。〝バランスが大事、まったりゆっくりしてまた元気になればいい″自分自身のこと、仕事で関わっている子どもや家庭のことを考えながら話を聴いていて、心に残りました。

 

40代の方々

・我が子のことで悩んでいて動画視聴させていただきました。他人の物を隠したりする行動の背景に親子関係があることを改めて感じました。ありのままの我が子を愛していることを言葉にして伝えていきたいと思います。このタイミングで聴けてよかったです。ありがとうございました。

・こどもの部活や習い事等こども優先で土日も過ごしております。なかなか会場参加は出来ませんが、このように動画で配信していただけると、何回かに分けて観て学べる(主婦の隙間時間です)環境を頂き大変感謝しております。大人の《学び直し》をよく聞きます。わたしも、学び続けて社会に出ていくこどもたちの居場所づくりを考えていきます。ありがとうございました。

・当日、講演会への参加が出来なくなって...しまいましたが、動画配信で見ることが出来て良かったです。子どものことで悩んでいることの最も多くが、他のことと比べて出来ない...事なのではないかと思います。(自分も含めて...)他と比べる必要は無く、そもそもそんな事は出来ないということ、その子自身を見てあげることの大切さを講演会で聴くことで、多くの方の抱える子育ての悩みは軽くなるのではないかと思いました。子育て中の親、祖父母、地域の方々、子どもに関わる仕事をする方々が、この様な話を聴く機会や学ぶ場をたくさん作ってもらえたら、子どもも自分も生きやすい、生きていて楽しい世の中になっていくのではないかと思いました。色々考えるきっかけを頂き、ありがとうございました。

・親子関係の大切さをしみじみ感じました。先のことを考えて不安になるのはやめたいと思いました。

・改めて、子どもとの向き合い方を考えさせられた。子どもに求め過ぎていたなと強く感じました。毎日同じことで怒っっていること、もったいないことだなと思いました。

・先生のお話しが大変分かりやすかったこと。現場の様子が分かったこと。いわゆる定型発達と発達障害とくくらず、inclusiveに理解されている所が良かったです。勉強になりました。

・「かなわね」やWISK、、、偏りがある子に星山先生が「〇〇がんばったね」と、いつも自分のところに訪ねて来てくれた子どもに声掛けしたという話を聞いて、毎回涙が出ます。

・こどもや自分自身にも特性があり、様々な色があること。時によって濃い色になったり、薄い色になったりするのも改めて理解しました。

・時間的制限があるせいか、少し内容がとびとびでした。1つ1つを掘り下げて頂きたかったです。

・さまざまな個性を持つ人への認識や対応など、多数派が理解をもっとする必要があるということ。インクルーシブとは。

 

50代の方々

・「べき」に自然とはめようとする自分にうんざりしつつ、ああ、あの発言も、この発言もそうだよなぁと思いつつ聞いていました。自分自身もあきらめずに進化したいと思いました。

・具体的で内容が理解しやすかった。あなたがそこにいるだけで、もうそれで充分幸せであるということ、子どもが生まれた時に思ったこと、今日思い出しました。

・かなさんの本、男の子の本、心にしみました。beとdoの違いに感動しました。beを大切にしたいです。

・ちがうことは強いこと。みんなが違いを認め合えるようになるといいと思います。たくさんの方が講演を聞かれてて関心の高さに驚きました。素晴らしい講演会でした。ありがとうございました。自己肯定することの大切さ、親も子も頑張り過ぎないで過ごしていきたいなと思いました。

・当事者意識ができる事によって理解が深まり、多数派が少数派の気持ちになる事がインクルーシブ。インクルーシブを勘違いしている教育者がたくさんいるので多くの方々に知って欲しいです。

・レッドくんへの言葉掛けも参考になりました。「色んな1番があるんだよ、1番になれなくても頑張っている自分が1番だよ」

 

60代の方々

・自身の子育てを振り返りながら、お話をうかがいました。

ああすれば良かったんだ、あの時あんな風に子供に接して正解だったんだ、等々、悩みながらの子育てをじっくり振り返る大変貴重な時間が持てましたこと、星山先生、講演会を開いて下さった方々にまず感謝申し上げます。誰もが、濃い薄いは有るが、色んな色を持っている、色分けの特徴のお話は、なるほどなぁと思い、自分への理解を深める事が出来、人と違う自分を、64才にして初めて、有るがままの自分で良いのだと肯定することが出来、いささか心穏やかになれました。

個別最適化、合理的配慮等、新しい言葉を知りとても新鮮でした。

昔の価値観で孫と向き合いがちでしたが、これからは、孫達から学び、孫達に未来を託すという気持ちを持ちつつ、接していこうと思います。

心の片隅でモヤモヤしていたものが、きれいにほどけたような気分です。これからは、自尊感情を下げないよう、バランスを上手に維持して人生最終段階にむけて、新たな人生を楽しみたいと思います。

・社会の見方が変わってくることを願っており、レアタイプ進化系と捉えてもらえたらもっと我が子も認められ、輝けると思う。又、親が学ぶ機会に恵まれて良かった。ありがとうございます。星山先生のお話しを聞くたびに、自分自身も今のままでいいんだと生きる安心感につながっています。

・地域と学校、家庭がひとつになること、学び合いが必要と分かりました。

・放課後児童支援員です。おっしゃることがよくわかります。これから自分(私)の中で整理していきたいと思いました。

 

70代の方々

・一人ひとりが違っていいという価値観は大事なこと。

 ・自分のことを知ることは大切だが、発達障害という言葉でくくられることで、又、個々が見えなくなったしまう現状に心配していたが、発達多様性としてみていかれるといいと思った。

・知らない事をたくさん聞くことが出来ました。オレンジちゃん等の関連に対して、実話でよく理解出来ました。